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線維筋痛症の治療 ~薬の効果と副作用~

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維筋痛症の治療 ~薬の効果と副作用~

線維筋痛症、処方されている薬

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

難病である線維筋痛症を患っている夫・Yukiharu。

服薬による治療を行っています。

医師から「線維筋痛症」の治療として処方され、服薬しているのは、
「デュロキセチン(サインバルタ)」
「プレガバリン(リリカ)」

が主になってます。

※ 詳しくは、前回の投稿をご覧ください ↓

『線維筋痛症診療ガイドライン 2017』(日本医事新報社)という本にも・・・

『線維筋痛症診療ガイドライン 2017』日本医事新報社 2017.10 https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/FMS/CPGs2017_FM.pdf

「デュロキセチン(サインバルタ)」と「プレガバリン(リリカ)」は、エビデンスレベルが「A」となっており、効き目が高いことが分かっています。

線維筋痛症に用いられることの多い薬なのだそうです。

その他にも、漢方薬として
「当帰芍薬散」

肩や首の筋肉のこわばりからくる痛みを改善するための
「チザニジン錠1mg」

筋肉や関節の痛い箇所に塗り薬として
「フェルビナクスチック軟膏3%」

同じく湿布薬として
「ロキソプロフェンNaテープ100mg」

さらに、湿布による肌荒れ等の治療として
「ヘパリン類似物質ローション0.3%」

が処方されて、服薬等をしています。

Pechiko

Pechiko

線維筋痛症だけで、7種類だ!!

これだけ色々な薬をしようしていると、効き目もあるだろうけれど、副作用もあるでしょう?

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

うん、そうなんだ!

痛みがとれて、楽になるのは有り難いのだけれど副作用も辛くてねぇ・・・

Pechiko

Pechiko

うんうん、Yukiharu、

「薬の副作用だぁ~!」

って言って、辛そうにしていることもあるものね・・・

それじゃあ、薬の効果と副作用について、教えてくれる?

ということで、夫・Yukiharuが線維筋痛症で使用している薬の効果と副作用について、教えてもらいました。

線維筋痛症 ~薬の効果と副作用について~

夫・Yukiharuが線維筋痛症で処方されて使用している薬は全部で7種類。
それぞれ、効果副作用があるようです。

夫が副作用を感じない薬

Pechiko

Pechiko

線維筋痛症で使用している薬、7つを紹介してもらったけれど、Yukiharuは、7つ全て副作用を感じているの?

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

そんなことないよ!

強く副作用を感じる薬と、そうでない薬があるんだ!

例えば、次の薬は効果を感じるけれど、副作用をほとんど感じないかな・・・

ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)

(当帰芍薬散 Tokishakuyakusan)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8228

漢方薬である当帰芍薬散は、夫は全く副作用を感じないということです。
足の冷えからくる痺れや痛みがとれて、楽になったという効果のみを実感しているんだそうです。

フェルビナクスチック軟膏3%「三笠」

(フェルビナク Felbinac)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=48324

筋肉や関節の痛みを感じる箇所に塗る薬ですが、夫はこの薬も特に副作用を感じないのだそうです。
スースーして気持ち良いとのことです。
朝と晩に、定期的にしようしているようです。

この薬を触った手で、うっかり目の周り等を触ってしまい、
「痛たたたたっ!」
と夫が悶絶している場面を見たことはありますが・・・。

ロキソプロフェンNaテープ100mg「科研」

(ロキソプロフェンナトリウム水和物 Loxoprofen sodium hydrate)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=37051

湿布薬は、毎晩首と肩に貼っています。
貼ると気持ちよく、痛みが和らぐのだそうです。
自分では手の届きにくい箇所なので、私や娘、息子が貼ってあげています。
うっかり貼リ忘れて寝てしまうと、次の日は首・肩が痛くて、活動するのがしんどいとのことです。
このことから、夫には相当効き目があるということが分かります。

反面、1日中貼ったままにすると、その箇所がかぶれてきて、痛むのだそうです。
なので、夜~朝のみ貼っているとのことです。

ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」

へパリン類似物質(Heparinoid)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=48852

湿布薬を貼っている箇所に塗っています。
主に、朝のシャワーを浴びた後、夜にお風呂に入った後に塗っているのだそうです。
この薬を塗らないと、肌がかぶれやすいのだそうです。
逆に言うと、この薬を塗ると、湿布による肌のかぶれを防いでくれるということになります。

この薬も、特に副作用は感じないのだそうです。

チザニジン錠1mg「トーワ」

(チザニジン塩酸塩 Tizanidine hydrochloride)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=38030

この薬を処方あれる前は、ずっと
「首と肩が痛い~。凝りと張りが酷い~!辛いよ~!誰かぁ~、首と肩を揉んで~!!」
と言っていた夫・・・。
でも、この薬を飲むようになってからは、首・肩の凝りや張りによる痛みが和らいだとのことです。

副作用として「眠気」を感じることがあると、医師や薬剤師から説明があったそうです。
ですが、他の薬の「眠気」の方が、かなり強く働くのだそうで、この「チザニジン」を服用して強い眠気を感じるということは、夫の場合はほとんど無いとのことです。

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

ここまでの5種類の薬は、ほとんど副作用を感じずに、良い効果のみを実感できているよ!

Pechiko

Pechiko

なるほど~!

それじゃあ、残り2種類の薬のことも教えてくれる?

夫が副作用を感じている薬

ということで、線維筋痛症によく使用される、エビデンス「A」の「デュロキセチン(サインバルタ)」「プレガバリン(リリカ)」についても、夫の服用による実感を聞いてみました。

サインバルタカプセル30mg

デュロキセチン塩酸塩 Duloxetine hydrochloride)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=43240

デュロキセチン痛みを和らげてくれる効果が高く、随分と体が楽になったそうです。

反面、副作用も強く感じたとのことで、夫は次の症状が辛いと言っています。

頭痛
吐き気
めまい
倦怠感
眠気
便秘

ただ、飲み続けることで改善されてきた症状もあるのだそうです。
頭痛や吐き気は、服用を継続して約1ヶ月で改善
便秘は、服用を継続して約1年で改善傾向にあるとのことでした。

プレガバリンOD錠150mg

(プレガバリン Pregabalin)

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=48717

プレガバリンの服用を開始したことで、線維筋痛症による全身の激痛が、劇的に改善されたそうです。

ただ、プレガバリンの副作用も、かなり強烈なのだそうです。
夫がプレガバリンを服用したことで感じた副作用は、次の通りです。

眠気
体重増加
視力低下(物がぼやける・見え難い)
吐き気
便秘


この薬を服用すると、とにかく眠いのだそうです。
服薬を開始して半年以上経った今も、眠気が酷いとのことです。
医師と相談して、その日の予定に合わせて、薬の量を調整しているとのことです。

1日中家にいるときには、朝の服薬量を増やす
通院による治療(病院・鍼・マッサージ・整体)等で出掛けるときには、服薬量を少し量を減らす
という調整の仕方だそうです。
ただ、服薬量を減らすと、やはり体のどこかが痛くなるとのことで、その調整も難しいのだそうです。

また、この薬を服用してから、体重も増え続けているそうです。

夫は、

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

5~6㎏増えたところまでは体重計で確認していたけれど、その後は怖くて体重計に乗れなくなっちゃったよ!

最近、お腹周りの肉が増えて、ベルトがキツくて・・・。

おそらく、飲み始めてから10㎏近くは、体重が増えたんじゃないかなぁ・・・?

と言っていました・・・。

さらに、この薬の服用によって、急激に視力が落ちているのを実感しているそうです。
遠くの物が見えにくくなって、ぼやけて見えるのだそうです。

そして、吐き気については、胃液が喉まで上がってくるのをよく感じるのだそうです。

最後に便秘です。
ただただ、出ないのだそうです・・・。

Pechiko

Pechiko

やっぱり、
「デュロキセチン(サインバルタ)」
「プレガバリン(リリカ)」
は、効き目もあるけれど、副作用も強く現れるんだね・・・。

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

そうだね・・・。

まずは、薬による治療を継続することで、痛みを感じない日が続くようになるといいなと思っているんだ!

減薬できる時がきたら、副作用も減ると思うから・・・。

ということで、今回は線維筋痛症の治療に使われる、薬の効果と副作用について、夫の実感を紹介しました

服薬以外の治療

Pechiko

Pechiko

Yukiharuは、線維筋痛症の治療って薬だけじゃないよね!

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

うん、医師から
運動療法
も勧められて、少しずつ取り組んでいるよ!

あと、医師に同意書を書いてもらったことで、
鍼・マッサージ
も保険が適用されて、通いやすくなったなぁ!

そうなのです。
夫の治療は、病院の服薬以外にもあるのです。

今回は夫の処方されている薬の効果と副作用について紹介しました。
次回は、夫が取り組んでいる服薬以外の治療について紹介する予定です。
また今後は障害年金等の生活に関する情報も紹介していきたいとも考えています。

管理人Pechiko

管理人Pechiko

長女が指定難病の「全身性エリトマトーデス(SLE)」を患う。長女の病気が寛解後、長男が「起立性調節障害(OD)」を患い、不登校になる。さらに夫は難病の「線維筋痛症(FM)」と「関節リウマチ(RA)」、「うつ病」を患う。元幼稚園教諭。その後は保育所や小学校の特別支援学級での勤務も経験する。現在は特別支援教育支援員・塾講師として、教育に携わっている。自己の経験を生かして、病気や不登校で学校に通えない子の教育について、発信していきたいと考えている。

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