目次
やっと医大病院、初診日
夫・Yukiharu
関節リウマチと診断された夫・Yukiharu
抗リウマチ薬「リマチル錠」、抗炎症薬「エトドラク錠」、痛みを和らげる効果のある抗うつ薬「サインバルタ」の服用を始めたものの、痛みが治まらず、医師に頼んで医大病院に転院することが決まりました。
また、転院するまでの間はステロイド薬「プレドニゾロン」の服用を始め、吐き気や全身の倦怠感等に悩まされていました。
そんな日々を過ごしながらも、やっと迎えた医大病院の初診日。
夫・Yukiharu
やっと、医大病院の受診日だ!
きっと、本格的な治療が始まって、この痛みや倦怠感ともお別れ出来るに違いない!!
と、晴れ晴れとした様子!
とは言いながらも、全身の痛みや吐き気が強く、1人で動けるような体ではなかったため、私が仕事を休み、夫を医大病院に連れて行きました。
Pechiko
これまで、Mizuki(指定難病「全身性エリテマトーデス」の娘)を医大病院に通わせるために、転勤までしてこの町に来たのに、まさかYukiharu(夫)がこの医大病院に通うようになるとはねぇ・・・。
夫・Yukiharu
本当だね・・・。
これまでは、自分がMizuki(娘)の付き添いでこの病院に来ていたのに、まさか自分が病気で通うようになるとは、思ってもいなかったよ。
元気が有り余るくらい健康だったのになぁ!
という会話をしながら、受付を済ませます。
受付で、
今日は混んでいますので、少しお待ちいただくことになると思います。
と言われ、周りを見てみると、確かにものすごい人の数・・・。
しかも、夫の受診する膠原病内科・リウマチ科は、他の科よりも待っている患者さんの数が多い・・・。
Pechiko
これは時間がかかるぞ・・・。
と、覚悟を決めて待ちました。
朝早い時間の予約だったので、すぐに診察してもらえるかと思っていたのですが、待ち時間の長いこと・・・。
1時間以上待たされて、やっと診察室に呼ばれたのでした。
診察では
初めての問診
診察室に呼ばれ、夫を担当してくれる医師と、初めて顔を合わせました。
Pechiko
わ、わ、若い・・・
第一印象が、それでした。
夫も全く同じことを感じていたそうで、失礼ながら、
夫・Yukiharu
見た目が、随分と若いなぁ。
20代・・・?
医師歴は短そうだけど、大丈夫かな?
いや、医大病院で勤めているくらいだから、デキる医師だよね?
大丈夫だよね?
と、思ったそうです。
医師
え~と・・・、個人病院からの紹介ですね。
関節リウマチと聞いています。
症状は、どのような感じですか・・・?
と聞かれた夫。
夫・Yukiharu
全身が痛いんです・・・。
頭、首、肩、肘、手首、手の指、腕の筋肉、背中、腰、太もも、膝と膝周りの筋肉、足首、足の甲、足の指の付け根、足の指が痛いです。
あと、倦怠感や疲労感、吐き気がひどいです。
夜も痛みと不眠症で眠れません。
体の痛みや、めまい・ふらつき等もあって、歩くこともままなりません。
他にも・・・・・・・
と、身体の症状をいろいろと伝えました。
医師は、
医師
えっ、えーと・・・。
右手中指の関節リウマチと聞いていたのですが・・・。
と、驚き困った様子・・・。
個人病院から届いた紹介状やカルテ等には、夫の詳しい症状が書かれていなかったのかもしれません・・・。
医師
まず、関節リウマチについて調べたいので、レントゲンを撮ってみましょう。
と、あっさりと最初の問診が終了しました。
レントゲン検査と待合室
レントゲン室まで向かう途中、
夫・Yukiharu
ねぇPechiko、今のお医者さんの反応、僕の体の詳しい症状について、知らなかったって反応だったよね・・・。
と、いぶかしい顔で夫が聞いてきます。
Pechiko
う~ん、確証は持てないけれど、そんな感じはだったよねぇ・・・。
と返答しました。
夫・Yukiharu
大丈夫かな・・・。
と、夫は呟きながら、何か考え込んでしまいました。
レントゲンの受付を済ませ、待ちます。
さすがは医大病院です。混んでいるのです。
待ちます。
只々、待ちます。
しばらく待った後、ようやくレントゲン検査が行われました。
夫・Yukiharu
個人病院と同じ、手と足のレントゲンを撮ったよ。
と戻ってきた夫が話し、また膠原病内科・リウマチ科の待合室へ・・・。
待ちます。
朝、来た時よりも更に混んでいて、待ちます。
とにかく待たされます。
疲れ果てて、夫も私もグッタリして、何度かうつらうつらとしてきます。
持っていった本を読みながら、たまに夢の中に旅をしながら、待ちます。
レントゲン検査が終わってから、1時間以上は待ったでしょうか?
やっと、夫の名前が呼ばれて、診察になりました。
診察では・・・
長~く待った後の診察。
レントゲンの画像を診ながら、医師は
医師
レントゲンでは、右手の中指の第2関節に腫れが確認できますね。
その腫れも、レントゲンでは「関節リウマチ」と診断はできるものではありません。
それ以外の部位も、特に「関節リウマチ」と診断できません。
と話します。
夫は、
夫・Yukiharu
はぁ・・・
と、答えるので精一杯・・・。
なぜなら、個人病院で、同じ検査を受け、同じことを言われていたからです・・・。
医師
右で中指の第2関節の腫れは、関節リウマチの疑いがありますので、手の指のエコー検査をしましょう。
今日は、エコー検査ができる曜日ではないので別の日に行います。
えーっと・・・、
調べてみた結果、明日がエコー検査室が空いています。
急ですが、明日は病院に来られますか?
という流れで、翌日にエコー検査を行うことになりました。
夫・Yukiharu
大丈夫です・・・。
明日、病院に来ることは出来ます。
と夫が答えると、医師は
医師
明日はエコー検査のみ行います。
今の段階で、Yukiharuさんの体の状態が詳しく分かっていないので、個人病院で処方されていた薬を、同じように処方しますね。
次の受診は2週間後にしたいと思います。
2週間分の薬を処方しますね。
ただ、Yukiharuさんの体の状態を診た現時点で、ステロイド薬を使用する必要がないと、私は判断します。
ステロイド薬は処方しなくてもよろしいですか?
という確認があり、診察が終わろうとしています。
そんな様子に、夫は焦った様子で、
夫・Yukiharu
先生、全身が痛いんです・・・。
手の指のエコー検査は分かりました。
でも、その他の痛みはどうしたらよいですか?
全身が痛いのですが、特に膝や膝周辺の筋肉、足首や足の指も痛くて痛くて・・・
それらは、関節リウマチではないのですか?
もし、そうでないのであれば、何か治療はないのですか?
と医師に尋ねます。
医師
え~っと・・・。
今、レントゲンで確認できるのは、右手中指の第2関節が腫れていて、関節リウマチの可能性があるとしか言えないです。
足などは、レントゲンを診る限りでは、特に関節リウマチを疑うことが出来ません。
まずは明日、エコー検査をして、確認してみましょう。
と、何を聞いても、今日のレントゲンの検査結果でしか話が出来ない様子の医師・・・。
そんな医師に、もう、それ以上何を聞いても無駄だろう・・・、と察した夫と私。
諦めて、診察室を後にしました。
診察後の夫の諦め感・・・
診察室を出た夫が言います。
夫・Yukiharu
今日は、もうあれ以上、あのお医者さんに何を言っても無駄だと思って、言うのを諦めたよ・・・。
薬も、個人病院で出されている薬と、変わらなかったし・・・。
はぁ~~~~~
と、諦め感が半端ありません・・・。
Pechiko
いやいや、そうは言っても、今日は最初の1歩。
1歩進んだよ!
確かに、いっぱい待って、思ったように診察が進まなかったけれども、明日はエコー検査だし、ちょっとずつちょっとずつ進むよ!
大丈夫!
大きな病院なんだから!!
少しずつ、進んでいこう!!
私が応援しているから!
と、何とか夫を慰め、会計へ・・・。
会計も混んでいます。
30分・・・、
1時間・・・、
と、ただ時は流れていきます。
また、会計だけで長~~い時間を待たされ、ようやく医大病院を出ました。
でも、それで今回の受診は終わらないのです・・・。
薬局に薬がない!?
医大病院の周辺には、沢山の薬局があります。
その中には、これまでずっと娘がお世話になってきた薬局があります。
薬剤師さんとは、もう長いお付き合いで、仲良くしてもらっているのです。
ですので、夫もその薬局にお世話になることにしました。
処方箋は、会計の前に医大病院からFAXで送信済み。
先に、薬を準備してもらっている手はずなのです。
さて、薬局に向かおうとしたその時・・・
スマホを確認すると、その薬剤師さんから、着信履歴があることに気が付きました。
すぐに電話をかけ直すと・・・
Pechikoさん!
旦那さんの処方箋、届きました!
すみません、実は、一部の薬が品切れで準備出来ないんです・・・
どこの薬局も、その薬が出荷調整で品切れになっていて・・・
それで、薬剤師の仲間に連絡をとったところ、その薬を置いてある薬局を見つけたので、今日はその薬局に行ってもらえますか?
と、わざわざご丁寧な対応をしてくださいました。
そんなこともあって、紹介してくださった別の薬局に行くことになりました。
その薬局では初めて行く薬局でしたので、夫が問診票に様々なことを記入します。
夫は、頭痛で倒れて緊急搬送されたこと、うつ病のことや関節リウマチのこと、現在使用している薬・・・、と記入する事項が多いのです。
問診票の記入にも時間がかかります。
薬局に後から入ってきた人が、先に薬を受け取ってその場を後にします・・・。
夫も、
夫・Yukiharu
もう、疲れた・・・
この問診票、書かなきゃダメなのかな?
これを書くだけで、正直ヘトヘトだよ・・・
〇△◇※◎※▽◇@・・・
もう、夫が何を言っているのかは分かりませんが、ブツブツ文句を呟きながら、問診票に記入していました。
薬は準備してあったようで、問診票の記入が終わると、すぐに薬の説明を受けて、受け取りました。
まぁ、薬局だけで時間のかかること・・・。
やっとのことで、医大病院の受診から薬の受け取りまでを終えることができました。
まとめ
医大病院、初診日のまとめ
医大病院に転院し、初診の日。
夫の体調が悪かったせいもあり、私も同行しました。
娘の通っていた医大病院でもあったため、時間がかかることは覚悟していました。
でも、夫の受診の方が、はるかに待ち時間が長かったのです。
朝一番での受診予約でしたが、薬局を出たのは夕方過ぎ・・・。
空は暗くなっていました。
その日に分かったことは、夫の右手中指の第2関節が「関節リウマチの疑い」ということだけ。
次の日に、追加のエコー検査。
ほとんど丸1日を費やし、個人病院で診断されたことを、なぞって終了。
それが、医大病院の初診日の1日でした。
それでも、医大病院を受診した意義はある!
医大病院、只々待ち時間が長い・・・
というイメージがありますが、でも、医大病院だからこその良さもあるのです!
現在の夫は、
夫・Yukiharu
医大病院に通えて良かったよ!
と言います。
確かに、医大病院は待ち時間は長いのは否めません。
ですが、それ以上に得るものがあるのです。
夫・Yukiharu
医大病院に通っていなかったら、きっと、今の自分はないと思うよ!
別の病院だったら、ただの「関節リウマチ」って診断されて終わってしまって、全身の痛みについては診断・治療を受けられなかっただろうからね!
と言います。
そうなのです!
医大病院だったからこそ、夫は今の治療を受けることができ、回復に向かっているのです!
夫に見つかった別の病気についての詳細は、今後、発信していきます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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