目次
夫、造影MRI検査を受ける!
前回までの話
夫・Yukiharu
関節リウマチと診断された夫・Yukiharu
医大病院の医師に、「僕は線維筋痛症ではないでしょうか?」と申し出た夫。
でも、あっさり医師に
医師
「線維筋痛症の疑い」がありますが、僕は診断できません。
現在受診されている心療内科さんで診断してもらってください。
私から、Yukihraruさんが通院されている病院の心療内科の医師に、お手紙を書きます。1週間後の受診時にそれを渡せるよう、準備しておきます。
と、軽くあしらわれてしまいました。
⬇詳しくは、前回までのブログで紹介しています
関節リウマチ 医大病院でのエコー検査 ~えっ!?もう終わりですか?~
さて、そんな夫の1週間後の受診日です。
造影MRI検査を受ける
レントゲン検査、エコー検査、血液検査を受けて「関節リウマチの疑い」と診断された夫。
ただ、夫の関節リウマチはそれほど進行していないようで、ほんの少しだけの関節の炎症はほんの少しだけのか確認できないようでした・・・
そこで、造影MRI検査をすることになったのだそうです。
造影MRI検査とは・・・
核磁気共鳴画像法
核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう、英: magnetic resonance imaging、MRI)とは、核磁気共鳴(英: nuclear magnetic resonance、NMR)現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法である。磁気共鳴映像法ともいう[1]。
概要[編集]
被験者に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する電波を受信コイルで取得し、得られた信号データを画像に構成する仕組み。水分量が多い脳や血管などの部位を診断することに長けている。MRI装置のガントリーの中にはコイルや磁石が搭載され、電流を流す原理を実現する。PET診断との組み合わせた複合タイプも一部普及しつつある。
断層画像という点では、X線CTと一見よく似た画像が得られるが、CTとは全く異なる物質の物理的性質に着目した撮像法であるゆえに、CTで得られない三次元的な情報等(最近はCTでも得られるようになってきている)が多く得られる。また、2003年にはMRIの医学におけるその重要性と応用性が認められ、”核磁気共鳴画像法に関する発見”に対して、ポール・ラウターバーとピーター・マンスフィールドにノーベル生理学・医学賞が与えられた。
※ 太字・下線は筆者によるもの
引用:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%85%B1%E9%B3%B4%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%B3%95
医大病院では恒例となった、検査室前に1時間以上の待ち時間。
その後、呼ばれてから病院着に着替えて、体に金属を有するものがないか、念入りに確認が行われたのだそうです。
その後、造影剤を入れるための針を、腕に
「ブスリ!」
と刺され、とっても狭い、大きな筒の機械の側で、横になったのだそうです。
とても大きな音が鳴るので・・・という説明の元、ヘッドホンのような物を付けて、準備完了!
腕の針から造影剤が入れられ、大きな筒の機械の中へ・・・
夫・Yukiharu
僕はこういう狭い場所や、大きな音は平気だけど・・・
もし閉所恐怖症の人や、大きな音が苦手な人は、耐えられないだろうなぁ・・・
と考えているうちに、爆睡していたのだそうです(笑)
なので、気が付いた時には、
看護師
これで、検査を終わります~!
と言われ、あっという間にMRI検査を終えたのだそうです。
夫、医師の対応に大激怒!!
関節リウマチの治療について
造影MRI検査の後は、医師の診察がありました。
MRI検査の結果、夫の右手中指の第2関節には、滑膜炎が確認されたようです。
医師からは、
医師
これまでのレントゲン、血液検査、エコー検査、MRI検査の結果を総合的に診て、Yukiharusさんの右手中指の第2関節は「関節リウマチ」であると診断します。
と言われたそうです。
さて、そこから治療の話になりました。
医師
これから、関節リウマチの治療を本格的に行います。
「メトトレキサート」という薬を処方します。
この薬は・・・・・・
と、メトトレキサートの服用に関わるパンフレットを使って、長い長い医師の説明があったのだそうです。
メトトレキサート錠2mg(メトトレキサート Methotrexate)
〈この薬の作用と効果について〉
免疫機能をつかさどっているリンパ球や炎症に関係している細胞の働きを抑え、異常な状態となっている免疫反応を抑えることで、関節の腫れや痛みの症状を改善します。
通常、関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症状を伴う若年性特発性関節炎の治療に用いられます。
※ 太字・下線は筆者によるもの
引用:くすりの適正使用協議会 https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9536
メトトレキサートは、多くの患者さんではじめに使われる第 1選択薬であるそうで、夫も
夫・Yukiharu
やっと、本格的な関節リウマチの治療が始まる!
よかったぁ~!!
という安堵感があったみたいです。
線維筋痛症は・・・?
医師からは一通り、メトトレキサートによる関節リウマチの治療について説明があり、
医師
では、次の診察は、約1ヶ月の・・・
という話になったところで、夫が
夫・Yukiharu
せ、先生っ!!
私の全身の痛みについて、先生が前回「線維筋痛症の疑いがある」っておっしゃっていましたよね!
前回の診察でお約束してくださった、別の病院の心療内科へのお手紙は・・・?
と話すと・・・
医師
あっ・・・
そういえば、そんなお話していましたよね・・・?
え~っと・・・
・・・・・・・・・・・・
夫・Yukiharu
先生!?
もしかして、お手紙・・・・・・
医師
すみません、まだ準備が出来ていないので、私から直接、Yukiharuさんが通っている心療内科にお手紙を送付しておきますね・・・
夫・Yukiharu
えっ!?
は、はい~・・・
先生、私、次の心療内科の受診日は、年明けすぐの1月△日ですので、それまでに、心療内科へのお手紙が到着するようにお願いできませんか?
もう、全身が痛くて痛くて・・・
医師
あっ、はい・・・
1月△日までですね・・・
分かりました・・・
と、年末最後の診察は、あっけなく幕を閉じたのでした・・・
帰宅した夫は、
夫・Yukiharu
あの医者の反応は、絶対、手紙のこと忘れてた!
というか、手紙を書く気すらなかった気がする!!
リウマチの治療については、今回進んだから、ありがたいけれど・・・
でも、普通に考えて社会人として信用できない!
そんなに簡単に忘れるような事ではないはずだ!!
と、大激怒!!
Pechiko
うん、うん・・・
分かるよ、その気持ち・・・
ずっと痛いって言っていたものね・・・
辛いね、そうだよね・・・
と、傾聴しながら、共感しながら夫の話を聞き・・・
その後はしばらく、夫のことは、そ~っとしておきました・・・
夫、無念の年末年始・・・
結局、その年の夫・Yukiharuは・・・
- 春にうつ病が悪化
- 初夏に仕事を休職
- 夏に右手の中指が痛くなり
- 秋に整形外科を受診
- その後「関節リウマチ」と診断
- 秋~冬に全身に痛みが広がり
- 冬に医大病院に転院
- 年末に「関節リウマチ」と改めて診断
- 年末から「メトトレキサート」による治療開始
- 「線維筋痛症の疑い」の話は年明けに持ち越し
という1年になりました。
体調が悪い1年で、夫も治療が思ったように進まない事が腹立たしいやら、悔しいやら・・・
夫・Yukiharu
くぅ~~~~~~~!!
痛いやら、悔しいやら、腹立たしいやら、悲しいやら・・・
もう~~~~~~!!!
う゛~~~~~!!!
と、声にならない声で、唸りながらの年越しをしました・・・。
年末年始は、夫の側によると、
夫・Yukiharu
痛いっ!
出来るだけ、触らないでほしい!!
側を歩く時は、足音の振動も痛いから、静かに歩いてほしい!!
・・・・・・・・・・・・
と注文が多いので、家族も気を遣って、付かず離れずの距離で、夫と接していました・・・
さてさて、次の心療内科の診断、医大の医師からの手紙は届いているのでしょうか・・・?
それはまた、次のお話!
まとめ ~そもそも医師は、線維筋痛症に興味がない?~
線維筋痛症は何科を受診するの?
医大病院で、夫の受診しているのは「膠原病内科・リウマチ科」です。
後の話になるのですが、夫が医師に専門を尋ねると、
医師
リウマチの専門医です
と言われたのだそうです。
そもそも、「リウマチ」の分野については専門医として診てくれるけれど、「線維筋痛症」はリウマチの分野かというと・・・
「線維筋痛症」を専門で診てくれるような病院は、そもそも全国でも珍しいのだそうです!
膠原病内科やリウマチ科の医師が、必ずしも「線維筋痛症」を診断・治療してくれるとは限らないそうです。心療内科やペインクリニック科で「線維筋痛症」を診断・治療してくれる場合もあるそうです。
ただそうは言っても「線維筋痛症」の診断・治療は、膠原病内科・リウマチ科で行われることが多いようです。
ですので、夫も医大病院という大きな医療機関の膠原病内科・リウマチ科を頼ったのですが・・・
もしかすると、医大病院の医師は、自分の専門外の病気のことについては、あまり興味を示さず、診断・治療にも前向きに取り組んでもらえないのかもしれないですね・・・?
さて次の受診でですが、夫は更に失意のどん底に落ち、その後に大・大・大激怒しちゃうのです・・・
さ~て、次回の夫は・・・
・「えっ、手紙届いてないの?」
・「先生、心療内科への手紙は?」
・「夫、たらい回しに遭う」
の3本です。
次回もまた、見て(読んで)くださいね~♪
ん、あ゛、ぅん、ん!!
おまけ
そんなことがありましたが、現在の我が家は不幸ではないんですよ!!
そう思うPechiko(ぺちこ)なのでした・・・
⬇前回の投稿を読みたい方は、こちら
【夫・関節リウマチ⑫】関節リウマチの夫の挑戦 ~先生、僕は線維筋痛症だと思います!~
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