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頭痛が続く夫 ~うつ病の悪化~

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頭痛が続く夫~うつ病の悪化~
目次

数日経っても治まらない頭痛

治まらない頭痛

救急搬送され、即日入院となった夫・Yukiharu。
医師からは

医師

医師

入院は数日間となると思います。

と言われていたけれど、頭痛が治まる様子は全く見られませんでした。
それどころか、数日経っても、頭痛が治まらないとのこと・・・。

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

  • 時折、頭が締め付けられるように痛い
  • 鈍い痛みがずっと続く
  • めまいがする

と訴え、数日どころか1週間経っても痛みが続き、退院できませんでした。

医師には、

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

頭痛がとれません。
何とかならないでしょうか?

と伝えても、

医師

医師

検査結果では、特に問題はないんですけどね・・・。
もう少し様子を見てみましょう。

もし、あまりにも痛みが強いようでしたら、看護師に伝えてください。
薬を出しますので・・・。

と言われ、終わったそうです。

まちまちな薬の対応

そこで、痛みが強くなった際には、看護師さんに

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

あまりにも頭痛が酷くて・・・

医師からは、薬を出してもらえると聞いたのですが・・・

と申し出ると、

分かりました。
今、薬をお持ちしますね。

無理をしないで、痛い時にはすぐに言ってくださいね。
薬をお持ちしますので!

と言われたり、
別の看護師さんからは、

頭痛ですね。
分かりました。
すぐにお薬、お持ちします。

でも、薬って飲み続けると、だんだん効かなくなってしまうから、あんまり飲まない方がいいですよ・・・。

と言われたりで、薬の対応もまちまちだったそうです。

そんなこともあり、頭痛があっても薬を頼みにくい雰囲気で、夫はかなり我慢していたそうです。
そして、本当に我慢の出来ないような激しい頭痛の時だけ、看護師さんに申し出て、薬を飲んでいたそうです。

その時に処方されていたのは「カロナール」という薬で、1日総量20錠(4000mg)飲んでも大丈夫なくらい、強い薬ではなかったのですが・・・。

カロナール錠200(アセトアミノフェン Acetaminophen)
薬の使用適正使用協議会 https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=41728&tab=siori

減り続ける体重

入院したことで、それまでの不規則な生活とは一転しました。
食事は決まった時間に配膳され、ゆっくりと食べることが出来たようです。

しかし、食事は3食残さず食べているにもかかわらず、体重が減り続けているとのことでした。

夫はここ10年程、マラソンを趣味にしていたことで、体重は平均よりも少ない方でした。
しかも、4月からの約半年間は、月に100時間~200時間程度の時間外勤務による過酷な労働で、体重は3㎏程減っていました。

それにもかかわらず、さらに体重が減り続けている・・・。

Pechin

Pechin

いったい、夫の体に何が起きているの?
どうして良くならないの?

いつになったら良くなるの?
いつになったら家に帰って来られるの?

と、心配はつきないのでした。

子ども達の反応と行動

救急搬送されたことを聞いた娘・Mizukiは、

長女・Mizuki

長女・Mizuki

パパ、いつか体を壊すんじゃないかって心配していたけど、救急車で運ばれるなんて、想像の斜め上をいってるわー!

びっくりしたー!!

と言いながらも、

長女・Mizuki

長女・Mizuki

大きな病気じゃなくて良かったね。
パパ、入院した方がゆっくり休めて、逆に良かったんじゃない?

と、私と同じことを感じていました。

息子Senは、当時は起立性調節障害が辛く、ほとんど寝たきりの状態でしたが、

長男・セン

長男・セン

パパ、心配だね・・・。
早く良くなってほしいな・・。

と、ずっと心配していました。

数日経っても良くならない夫・・・。
見兼ねた子どもたちは、

パパの応援をしよう!

と言って、手紙を書いたり、直接会いに行ったりしました。

私と娘・Mizukiは、毎日のように病院に通い続けました。
体調の良い時には息子Senも一緒に病院に行きました。

ただ、その頃はコロナ禍で、着替えを渡すときにちょっとだけ私が顔を合わせるだけ。
子どもたちは全く面会できません。

娘も息子も、夫・Yukiharuが窓から顔を出してくれるのを、病院の外で遠くから見ながら電話で話しました。

長女・Mizuki

長女・Mizuki

パパ、無理しちゃだめだよ!
これは、ゆっくり休めってことだからね!!

長男・セン

長男・セン

パパ、大丈夫?
早く良くなってね!
入院中に読む漫画、僕が選んだからね!
読めるとき、漫画読んで楽しんでね!!

なんて話をしながら、夫も子供たちも、お互いに元気をもらっているようでした。

考察 ~うつ病の悪化の原因~

この時の夫は、うつ病が発症して、その症状がだんだん悪化していたのではないかと考えられます。

頭痛も、うつ病によるものであれば、検査で異常は見られません。
ましてや、うつ病の治療をしなければ症状は改善するわけがありません。
カロナールを飲んだとしても、対処療法でしかありません。

後に夫が話してくれたのですが、入院時、仕事の要件で夫の携帯に電話が掛かってきたり、LINEで連絡をとったりしていたそうです。
それだけではなく、毎日の体調を上司や先輩達に報告するよう言われ、毎日同じ職場の4人に体調報告しなければならない状況だったそうです。

体調が悪くて入院しているのに、体も心も休ませてはもらえてなかったようです。
常識的に考えて、職場として、あり得ない対応だったのではないでしょうか?

そんな夫の環境が、入院しているにもかかわらず、うつ病の悪化を招いたのではないかと考えられます。

管理人Pechiko

管理人Pechiko

長女が指定難病の「全身性エリトマトーデス(SLE)」を患う。長女の病気が寛解後、長男が「起立性調節障害(OD)」を患い、不登校になる。さらに夫は難病の「線維筋痛症(FM)」と「関節リウマチ(RA)」、「うつ病」を患う。元幼稚園教諭。その後は保育所や小学校の特別支援学級での勤務も経験する。現在は特別支援教育支援員・塾講師として、教育に携わっている。自己の経験を生かして、病気や不登校で学校に通えない子の教育について、発信していきたいと考えている。

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