うつ病と診断された直後の仕事は・・・
医師に
医師
あなた、典型的な「うつ病」だね。
抗うつ薬を処方するね。
うつ病の原因は仕事だから、仕事をしすぎないようにね。
と診断された夫・Yukiharu。
抗うつ薬を服用しながら仕事を継続することになりました。
毎日、暗い顔をして出勤する夫・・・。
夫・Yukiharu
行ってきます・・・
と言って、毎日7時過ぎに出勤・・・
Pechiko
業務開始は、8時45分からなんでしょ・・・
どうにかならないの・・・?
と夫に言っても、
夫・Yukiharu
うん・・・。
新人はみんなよりも1時間以上早く出勤して、執務室の掃除や、全員の机拭き、湯茶の準備、ゴミ捨て、備品整理、コピー用紙の準備・・・と色々と雑用するっていうルールが、僕の課の中ではあるんだ・・・。
他の課はそんなルール無いんだけど・・・
自分の仕事も、早く出勤してやらないと、帰りが遅くなっちゃうし・・・。
と言って、結局1時間以上早く出勤してのサービス残業。(朝から残業・・・?)
Pechiko
それって、うつ病の原因でもあるし、それを続けると、うつ病も悪化するんじゃないの・・・?
と思いながらも、夫にそれ以上、言葉を掛けることも出来ず、見送ります・・・。
とはいっても、以前のように日をまたいで仕事をすることは無くなりました。
退勤時間を過ぎると帰ってくるようになったし、早く退勤した分、家でゆっくりと休めるようにもなりました。
(とはいっても、休日の自宅への仕事の持ち帰りはしていましたが・・・)
うつ病と診断されて、1ヶ月くらいは、退勤時間に帰ってきていたのです。
増える仕事量、遅くなる帰宅時間・・・
うつ病と診断され、1ヶ月を過ぎた頃・・・。
夫・Yukiharu
ただいま・・・。
疲れた~。
早く帰りたいのに、帰る直前になると、急に仕事を割り振られるんだよね・・・。
もう、嫌だなぁ・・・。
調子悪い・・・。
と言うようになり、帰宅時刻も遅くなってきました。
Pechiko
困ったね・・・。
その仕事、次の日にやることは出来ないの?
と聞いても、
夫・Yukiharu
うん・・・。
帰る直前に、
「これ、今日までに終わらせてね」
と言われて、その仕事が終わるまで帰ってこられないんだよね・・・。
とのこと・・・。
夫・Yukiharu
何か、「うつ病」という病気になっても、僕の見た目は何にも変化ないから、サボっているように見えるんだと思う・・・。
頭痛や吐き気、倦怠感があって、身体が辛いってことを言っても、
「みんな辛いんだから、お前も仕事をやれ!」
って先輩から言われて、仕事を割り振られるんだよね・・・。
と夫は言います。
Pechiko
Yukiharuの職場、前からおかしいと思っていたけれど、ちょっとマズすぎなんじゃない・・・?
病気なのに、それって考慮されないの?
そもそも、早い時間に出勤して、退勤時刻を過ぎても仕事が割り振られているんでしょ・・・。
そのほとんどがサービス残業だし・・・。
と、いろいろな思いが頭をよぎります。
そして、疲れ果てて帰ってくる夫の食事量が、みるみる減っていきます。
食事量が減った夫は、みるみる痩せ細り、やつれていきます・・・。
そもそもうつ病とは・・・
うつ病
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。(後略)
※ 太字・赤字・下線は筆者によるもの
引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html
上記のような病気です。
そして、夫・Yukiharuは、決して仕事をサボるような人じゃないのに・・・。
Pechiko
職場での理解が無いと、こんなに大変なんだ・・・
と夫の姿を見て、実感しました。
私は、夫・Yukiharu の体調を心配し、私に出来るサポートを全力でしようと思いました。
まずは、夫が帰ってきたら笑顔で迎えること!
そして、美味しい夜ご飯の準備!
お風呂に入ってゆっくり休んでもらって、夜はしっかり寝てもらう!!
夫・Yukiharuが、ちょっとでも体と心を休められるよう、気を付けて過ごしました。