目次
心療内科に予約するも・・・
自律神経失調症を疑い、脳神経外科の医師に相談した夫・Yukiharu。
医師
紹介状を書きますね。
心療内科・精神科にかかってみてください。
と、あっさりと心療内科への紹介状を書いてくれた医師。
夫・Yukiharu
心療内科・精神科って、どの病院に行ったら良いのか分からないのですが・・・。
この付近で、先生のお知り合いで紹介していただくことは出来ますか?
と聞くと、
医師
そうですね・・・。
この付近だと・・・。
と、名簿のような物を見ながら、いくつかの病院を紹介してくれました。
診察後に、ベテランと思われる看護師さんが追いかけてきてくれ、
看護師
心療内科・精神科の件ですが・・・。
例えば医大病院や総合病院の精神科などは、かなり病状が重い方が通われていますよ。
それは、個人病院の心療内科等からの紹介状を持っていくことがほとんどです。
Yukiharuさんの場合、最初の診察なので、「〇〇心療内科」「△△メンタルクリニック」という病院を探して予約を入れるのが良いと思いますよ。
この付近の病院は、どの病院も混んでいるようなので、予約を入れても、おそらく初診まで1ヶ月程待つことになると思います。
どうぞ、お大事にしてください・・・。
と、丁寧に教えてくださいました。
夫は、医師に紹介され、かつ、知り合いも通っていたという病院を選び、予約の電話をしました。
夫・Yukiharu
初診で受診したいのですが・・・
と話すと、受付の方が、
受付
紹介状はお持ちですか?
当院は、初診の方は先生が時間をかけてお話をお伺いします。
ですので、30分~1時間空いている日時に予約をしていただくことになります。
新患受付は、約1ヶ月後になりますが、よろしいですか?
と、説明をしてくれました。
どの病院も、「心療内科」や「メンタルクリニック」は、早くて約1ヶ月待ちと聞いていてので、その場で予約を入れました。
やっと、心療内科に通院することが決まりました。
この時の夫の症状はというと・・・
夫・Yukiharu
この症状も、約1ヶ月待てば、やっと治療してもらえる・・・。
もう少しのの我慢だ!!
夫はその時、そう思ったそうです。
それは、職場で倒れて救急搬送されてから、約2ヶ月後のことでした・・・。
心療内科での診断結果は・・・?
心療内科に予約を入れ、受診することになった夫・Yukiharu。
受診までの1ヶ月の間に、体調はどんどん悪化を辿りました。
夫は体調不良のまま、なんとか約1ヶ月耐えしのぎました。
待ちに待った心療内科、初診の日、
医師
詳しく聞かせてもらいますね。
・今の体調は?
・体調不良の理由は考えられますか?
・生まれたときから現在までの情報を教えてください。
と、生まれた場所・育った場所、家族関係、病歴、学歴・職歴、現在の仕事と私生活の様子など、とても詳しく話を聞いてくださったそうです。
夫・Yukiharu
これまで十数年、小学校で勤務してきました。
現在は、官公庁で教育関係の事務の仕事をしています。
と話したところ、
医師
あ~、学校の先生だった・・・。
いや~、そうか・・・。
学校の先生、教育関係ね~・・・。
大変だよね~・・・。
医師はすぐに何かを悟った様子。
そして、体調不良について、
夫・Yukiharu
動悸、息苦しい、息がつまる、吐き気、腹痛、頭痛、、目の疲れ、まぶしい、耳鳴り、めまい、喉の異物感、肩・首のこり、脱力感、立ちくらみ、倦怠感、疲労感、食欲不振、不眠、気力低下、集中力低下、文字や人の話が理解できない・・・
などの症状がるのですが・・・
と話すと、
忙しいんでしょ?
仕事量は?
何時間くらい働いているの?
とすぐに夫に聞きます。
夫・Yukiharu
職場で倒れて、その後の体調不良で、今は勤務時間は少なくなりましたが・・・
朝は7時半過ぎに出勤、退勤は17時~18時くらい。
自宅に持ち帰る仕事があるので、そこから1~2時間仕事。
休日も、持ち帰りの仕事をしていることが多いです・・・。
と答えると、医師は、
そんなに仕事しなくていいんだよ。
例えばの話だけどね、掃除するときにも、見えるところだけサッと拭く』感じ。
中心を拭いて、端っこは拭き残してもいいんだよ。
そして、普段使わなくて見えないところは、毎日掃除する必要はないんだよ。
あなた、いつも、見えないところの端っこまで、丁寧に掃除しているような人じゃない?
と指摘されたそうです。
夫・Yukiharu
今の職場、見えないところの端っこまで掃除をすることを求められるようなところなんです・・・。
先輩から、どんな仕事でも細かく指示され、出来ていないことがあると、何度も指摘され、叱責を受けるんです・・・。
あのね、そういうのは気にしなくていいからね!
「ちょっと今日は家庭の事情で帰ります。」
とか、色々な理由をつけて、細かい仕事はしなくていいんですよ。
学校の先生なんかは、そういうことが出来ない人が多いんだよね・・・。
と話してくれました。
おそらく医師も、教育関係者の患者さんを、これまで多く診てきたのでしょう・・・。
そして、
あなたの病気は、現時点では、
「身体表現性障害」の「うつ症状」
と診断します。
また、病気の原因についても、
医師
あなたの病気はね、仕事のし過すぎが原因ですね。
仕事を断る術を身に付けることも必要ですよ。
そして、職場の人間関係ね。
いろいろと「パワハラ」とか「セクハラ」とかあると思うけれど、そういうことを言ったりやったりする人のこと、気にしないでやり過ごすことも必要ですよ。
と、あっさり指摘したそうです。
そして、服薬による治療が始まりました。
身体表現性障害と診断されて
心療内科で「身体表現性障害」による「うつ症状」と診断された夫・Yukiharu。
夫は、今回の診断を受けて、こう話しました。
夫・Yukiharu
心療内科を受診して、
・今置かれている状況について細かく聞いてもらったこと、
・自分がおかしいと思っていたことを「おかしい」と肯定してくれたこと
・現在の体調不良を、病気だって診断してくれたこと
・体調に合わせた服薬による治療が始まったこと
が、すごく嬉しい。
Pechiko
ん?
病気だった言われたことが嬉しかったの?
どういうこと?
と疑問をぶつけると、
夫・Yukiharu
職場で「体調が悪い」って言っても、先輩からは
「みんな、体調が悪いんだから、そんなの言い訳にならない。だから、体調が悪いとか言ってないで仕事しろ!」
って言われたりするから・・・。
体調が悪いのは、みんなと同じではなくて、「病気が原因」だって医師に診断してもらったのは、自分にとって、大きなことだよ。
と言っていました・・・。
Pechiko
ん~~~~~~。
このご時世、教育関係の仕事が忙しいのは分かるけど・・・。
Yukiharuの職場、明らかにおかしくない???
と感じながらも、
治療が始まったこと
夫・Yukiharuの気持ちが、ちょっと和らいでいるように見えたこと
このことが、一歩前進です。
Pechiko
心療内科に行って、よかったなぁ。
と思うPechikoなのでした。