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起立性調節障害で、宿泊研修に参加!【其の3】

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起立性調節障害で、宿泊研修に参加【其の3】

自宅で振り返り

楽しかった思い出を語る息子

起立性調節障害になり、不登校になりながらも、宿泊研修に参加した息子・Sen。

1日目の午前中のプログラムに参加し、その後はグッタリ。
夕方くらいに、自宅に到着しました。

自宅へ帰ると、Senはとっても嬉しそうに、

長男・Sen

長男・Sen

ただいま!

今日は楽しかった~!

焼き板作ったよ!!
板を焼くところが、すごく面白かった!!

と、楽しかった思い出を語ってくれます。

Pechiko

Pechiko

Sen、よかったね!!

昼ご飯も、みんなと一緒に食べたの?

長男・Sen

長男・Sen

うん、ちょっとだけしか食べられなかったけれど、みんなと一緒に、昼ご飯食べたよ!

みんなと一緒に食べたら、美味しかった!!

と、嬉しかった体験・楽しかった経験を、たくさんお話してくれました!

Pechiko

Pechiko

ちょっと、無理をさせすぎかな・・・?
って思ってたけど、宿泊研修に行かせてよかった!!

と、心から嬉しく思いました。

宿泊研修2日目に向けて

宿泊研修1日目は、自宅に帰ってきて休養をとることになった息子。

翌日、調子が良ければ、今度は朝から私が現地に連れて行くことになっていました。

Pechiko

Pechiko

明日は、Senの調子が良ければ、ママが連れて行ってあげるからね!

どう?
明日は宿泊研修、行けそうかな?

という私の問いに、

長男・Sen

長男・Sen

うん、今日みたいに調子が良かったら、明日も行きたいな!

でも、明日にならないと、分からないかな・・・。

という話をしており、翌日の準備を整えました

また、Senには、先生から(当時のSenにとっては)大きな役割と課題を与えられていました。

それは、先生からの

Sen君にも、宿泊研修、何とか2日目の最後まで参加してもらいたい!

という願いが込められているものでした。

Senに与えられた課題とは、2日目最後の「解散式」で、全員の前で、宿泊研修の感想を発表するというものでした。

長男・Sen

長男・Sen

みんなの前で、感想を言えるの、すごく嬉しい!

頑張りたい!!

と、Senも張り切っていました。

なので、

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

Sen、今日のうちに、解散式で発表する感想、書いてしまおうか!

まずは、1日目の感想を書いておこう!

明日も参加出来たら、2日目の感想は、帰りのバスか車の中で書き足そう!

と夫から提案すると、

長男・Sen

長男・Sen

うん!

今日の楽しかったこと、忘れないうちに、書いておく!

と言って、熱心に、発表用の感想を書き始めました。

Pechiko

Pechiko

Sen・・・。

1日目、お疲れ様!

明日も、参加出来るといいね!!

宿泊研修2日目

翌朝、Senの様子はというと・・・、

長男・Sen

長男・Sen

ダルい・・・。
気持ち悪い・・・。
動けない・・・。

でも、宿泊研修、行きたい・・・。

行きたいけど・・・。

やっぱり無理。
行けない・・・。

と、ベッドから出ることも出来ませんでした。

きっと、1日目の疲れが出たのでしょう・・・。

朝からずっと、ベッドの中で過ごしました。

長男・Sen

長男・Sen

宿泊研修、みんなの所までは行けなかったけど、みんなが学校に着いた後の解散式だけは行きたい!

感想の発表、したいから・・・!!

と言って、夕方、みんなが学校に着いた頃に、Senも参加させてもらう予定で体調を整えました。

でも・・・

やっぱり体調は回復せず・・・

解散式にも参加することが出来ませんでした。

長男・Sen

長男・Sen

解散式、行きたかった・・・。

昨日、感想も考えたのに・・・。

というSen・・・。

Pechiko

Pechiko

Sen、せっかく頑張って感想、発表できように考えたから、パパとママにその発表聞かせて!

夫・Yukiharu

夫・Yukiharu

うん、パパも、Senの発表聞きたいな!!

という話をSenにして、家族だけの発表会をしました。

長男・Sen

長男・Sen

それじゃあ、発表するね!

と、ドキドキしながら、一生懸命発表してくれました。

みなさん、宿泊研修はどうでしたか?

学年のめあての『スマイル』を意識して活動できましたか?
ぼくは、この宿泊研修で「焼き板作り」を、出来るだけ活動できるように頑張りました。

5年生全体では、「静かに行動する」ことが、よく出来ていたと思いました。

この宿泊研修で、集団で行動できる力を身に付けたと思うので、これからの日常の学校生活の中でも生かしていきましょう。

また、仲間とたくさんお話しして、仲が深まったと思うので、これからも5年生みんなで、仲良く生活していきたいです。

今回の宿泊研修で、たくさんのことを学べたのは、先生方や青少年の家の職員のみなさん、バスの運転手さん、お父さん・お母さんなどの、たくさんの人に支えられていたからです。
なので、感謝の気持ちをもつことを大切にし、これからの学校生活でも、心掛けましょう。

たくさんの友達の前で、発表を聞いてもらうことは叶いませんでしたが、家族の小さな発表会もとっても素敵な感想発表の時間になりました。

ちょっとだけでも宿泊研修に参加出来たことで、みんなとの活動を楽しみ、クラスでの「めあて」を意識して行動し、そして行事を振り返って反省することが出来たのです。

参加するのと、しないのでは、とっても大きな差です!!

Pechiko

Pechiko

宿泊研修、参加出来て、本当によかった!

先生方や、青少年の家の職員の方、たくさんサポートしてもらって迷惑をかけたけれど・・・、ありがとう!

夫・Yukiharuも、有給をとってSenを連れて行ってくれて、ありがとう!

Senは、今回の行事を通して、またひとつ大きく成長できました!!

本当にありがとう!!

起立性調節障害という病気を抱えながらの宿泊研修、準備から当日のサポートまで、大変なこともありましたが、参加出来た意義は大きかったと思います。
起立性調節障害でも、本人の意思を大切にして、出来るだけのサポートをしていくことで、大きな成長を感じられるのではないかと、私は思います。

管理人Pechiko

管理人Pechiko

長女が指定難病の「全身性エリトマトーデス(SLE)」を患う。長女の病気が寛解後、長男が「起立性調節障害(OD)」を患い、不登校になる。さらに夫は難病の「線維筋痛症(FM)」と「関節リウマチ(RA)」、「うつ病」を患う。元幼稚園教諭。その後は保育所や小学校の特別支援学級での勤務も経験する。現在は特別支援教育支援員・塾講師として、教育に携わっている。自己の経験を生かして、病気や不登校で学校に通えない子の教育について、発信していきたいと考えている。

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