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診断・治療してもらうまでの苦労
夫・Yukiharuが「線維筋痛症」と診断してもらうまでには、大変な時間と労力を要しました。
夫・Yukiharu
夫・Yukiharuも、発症後、「線維筋痛症」と診断してもらうまで、1年6ヶ月もの時間がかかりました。
夫・Yukiharuが「線維筋痛症」と診断され、現在の治療を受けるようになるまでは、前回までの投稿で紹介しています。
その理由は、線維筋痛症の症状や原因、診断方法に理由があるようです。
Pechiko
今回は、線維筋痛症の診断方法を知ることで、「線維筋痛症」の診断に時間がかかる理由を考えてみましょう。
なぜ夫は、自分で線維筋痛症と気付いたの?
Pechiko
そもそもYukiharuは、どうして自分が「線維筋痛症」だって気付いたの?
お医者さんからは、「線維筋痛症」っていうワードは出なかったんでしょ?
夫・Yukiharu
それはね、整形外科のかかりつけ医が処方してくれた薬を調べたからだよ!
Pechiko
あっ!
全身疼痛に効く薬って言っていた薬?
夫・Yukiharu
うん。
サインバルタ(一般名:デュロキセチン)という薬が処方されたから、「どんな病気に効く薬なのかなぁ?」と思って調べてみたんだ。
Pechiko
それって、うつ病で処方されている薬じゃなかった?
夫・Yukiharu
そうそう!
それで、よくよく調べてみると「うつ病」「線維筋痛症」などに効果がある薬だって分かって、「自分は線維筋痛症かも・・・?」って思ったんだ。
Pechiko
なるほど!
1つの薬で、いくつかの疾病に効果のある薬なんだね!!
夫・Yukiharu
それで、本やホームページ等で「線維筋痛症」について調べてみたら、自分の症状とピッタリで、医師に申し出たんだよ!
Pechiko
Yukiharuのどんな症状が「線維筋痛症」の症状とピッタリだったの?
ここで、線維筋痛症の診断方法を調べてみましょう。
線維筋痛症の診断方法
夫・Yukiharu
僕が、
「線維筋痛症かな?」
ってまず最初に感じたのは
下の本の中の・・・
夫・Yukiharu
下の表の
抗うつ薬『デュロキセチン(サインバルタ)』
が整形外科で処方されて、痛みが少し和らいだことで、
夫・Yukiharu
もしかして、自分は
線維筋痛症
なんじゃない?
って思って、心療内科の先生に相談したんだ!
夫・Yukiharu
すると、心療内科の先生が、
うつ病で処方いている抗うつ薬ですが、
今、服用している『イフェクサー』から、
全て『デュロキセチン(サインバルタ)』に
切り替えましょう!
夫・Yukiharu
と、言ってくれたんだよね!
さらに、下の図を見て・・・
夫・Yukiharu
この基準の中で、
①15箇所以上の痛みを感じていたこと
②5領域全部の全身痛だったこと
③3ヶ月以上、症状が続いていたこと
が、ピッタリ当てはまっていたんだよね!
それが、大きな気付きだったかな~。
Pechiko
なるほどね~!
他にも、何か気付きのきっかけはあるの?
夫・Yukiharu
うん。
下の問診票も見たら、
夫・Yukiharu
症状が、たくさん当てはまっていたんだ!
僕の当てはまっていた症状は、下の通りかな・・・
- 疲れがとれない
- 起床時の違和感(こわばり)
- 忘れやすい
- めまい
- 耳鳴り
- 食欲低下
- 頭痛
- 睡眠障害
- 吐き気
- 疲れやすい
- 憂うつ
- 足が冷たい
- 光に過敏
- 思考の低下
- 足のしびれ
- 便秘
Pechiko
確かに・・・!
あの頃のYukiharuは、とにかく体調が悪くて、色々な症状を訴えていたよね・・・
線維筋痛症の問診票を見てみると、確かにたくさん当てはまっていたんだね・・・
夫・Yukiharu
うん、そうなんだ!
そして、僕は線維筋痛症だとしたら、どれくらい悪い状況なのかな?
って思って調べてみると・・・
夫・Yukiharu
ステージⅢ~Ⅳくらいかな・・・?
って思ったんだ!
それで医師に、
線維筋痛症
って診断してもらって、しっかりと治療をしてもらいたい!
と考えて、医師に相談したんだ!!
Pechiko
なるほどね!
それで、個人病院から医大病院に転院したんだね!
夫・Yukiharu
うん!
上の図や表を印刷して、自分の症状にマーカーで印を付けて、医大病院の医師に見せたんだ!
Pechiko
線維筋痛症って、診断・治療してもらえること自体が困難だってことだけど、Yukiharuが『線維筋痛症』って診断してもらえた
「きめて」
みたいなものって、何かあった?
夫・Yukiharu
うん!
さらに、下の表を見て、
夫・Yukiharu
僕の場合は、仕事の
『社会的ストレス』
『行動・ライフスタイル』
『症状悪化要因』
の当てはまる事項を細かく書き出して、医師に見てもらったんだ!
診断・治療までに時間はかかったけれど、それで
線維筋痛症
と診断してもらえたんだ!
Pechiko
結構、大変だったんだね~!
夫・Yukiharu
うん、僕は患者として、僕の症状を伝えるために上記のような図や表などを使って、医師に伝えたけれど、
医師は別の病気も疑いながら診断しなくちゃならないから、大変だろうね・・・
Pechiko
そうだよね。
線維筋痛症と診断・治療してもらえずに苦しんでいる人も多いらしいから、医師と上手コミュニケーションをとって、診断・治療してもらえるようになるといいね!
夫・Yukiharu
そうだよね。
僕の成功体験から、上の図や表を上手く活用して、医師と円滑なコミュニケーションをとる方法もひとつだって、知ってもらえたら嬉しいな!
Pechiko
自分の病気を
線維筋痛症
と疑っている方・・・
夫が診断・治療までしてもらえるようになった経験を、参考にしてもらえると嬉しいです!
こういった事実を知ってもらうことで、今も「線維筋痛症かも?」と苦しんでいる方が、早期に診断・治療を受けられるようになればいいなと、心から願っています。
今後は、夫の線維筋痛症の治療、メディカルソーシャルワーカー(MSW)との連携、障害年金の申請手続きなどについて紹介していく予定です。