目次
ベッドから起き上がれない
夫・Yukiharu
うつ病と診断され、職場の理解を得られずに働き続けた夫・Yukiharu。
熱も上がって職場を休んだ際に、先輩から文句の電話があり、そこから活動停止しました。
1日中、ベッドで寝たきり生活となりました。
Pechiko
朝ご飯、食べられる?
夫・Yukiharu
う~ん・・・
食欲無い・・・
Pechiko
大丈夫?
夫・Yukiharu
う~ん・・・
ダメかも・・・
Pechiko
何か私に出来ること、ある?
夫・Yukiharu
いや~・・・
無い・・・。
と、返事は一言、二言のみ。
たま~に、トイレに起き上がるときには、歩くこともままならない様子・・・。
Pechiko
大丈夫なの?
歩けないなら、支えるよ・・・。
夫・Yukiharu
うん・・・
ありがとう・・・
お願いする・・・
と言って、私や娘、息子が夫の身体を支えながら、トイレに連れて行きます。
そして、トイレのために起き上がったついでに、ダイニングテーブルまで連れて行き、ご飯を食べさせます。
でも、一口か二口食べると、
夫・Yukiharu
ごめんね・・・
食欲無いから、ごちそうさま・・・
と言って、ベッドに戻っていきます。
その時にいった夫の言葉が、今でも忘れられません・・・。
夫・Yukiharu
食事もトイレも、重労働だ・・・
そう言った夫は、そのまま、ベッドから起き上がることも出来なくなりました。
夫の職場の様子がおかしい・・・
そのまま、夫・Yukiharuの寝たきり生活が始まりました。
夫は1日中、ベッドの中で過ごしています。
ご飯も、ほとんど食べることもできません。
1日に数回のトイレも、ヨロヨロになりながら、家族に家族に支えられたり、壁伝いに何とか歩いたりして行っていました。
家族との会話も、ほぼ無くなってしまいました・・・。
職場への連絡は、私がしました。
Pechiko
申し訳ありません・・・。
夫なのですが、今日も体調不良で、仕事を休ませていただきます。
と言う日が続きました。
数日後、
私と夫の大学時代の共通の先輩でもある、現在の夫の職場の同僚から、電話が掛かってきました。
先輩
Pechiko、Yukiharuの様子が気になって電話したんだけど・・・。
どんな様子なの?
Pechiko
えっ・・・?
ベッドで寝たきりで、ほとんど食事もしません。
起き上がるのは、トイレにいくときだけです・・・。
私も心配で・・・。
先輩
Yukiharu、職場のこと何か言ってる?
Pechiko
えっ・・・?
何かって?
どういうことですか・・・?
Yukiharu、今はほとんど何も喋らなくて・・・
家族との会話もほとんど無いんですけど・・・
先輩
いや、Yukiharuが急に職場に来なくなったの、どうしたのかなって思って・・・
何か、怪しいのです・・・。
何か言葉を濁している感じなのです・・・
そこで、私は思わず、
Pechiko
Yukiharu、急にベッドで寝込んでしまって、職場にも自分で休みの電話もしなくなってしまって・・・
逆に、職場で何があったのか知りたいんですけど!
職場でパワハラとかありませんでしたか?
と、先輩に聞きました。
すると、その先輩も困った様子で、
先輩
いや~、私もここ最近は外勤で、職場にあまりいなくて・・・。
Yukiharuのその時の様子、見てないから、よく分からないんだよね・・・。
Yukiharuが、何かそういうことを言ってたの?
と、明らかに困った様子で、言葉を濁すのです。
おそらく、何か知っているけれど、言えないのでしょう・・・。
そして先輩も、おそらく上司から、大学の先輩・後輩という関係を使って探りを入れるよう言われて、仕方なく電話してきたのでしょう・・・。
Pechiko
Yukiharuは、何も言わないんです。
職場のこと、何にも話してくれません。
でも、急におかしくなっちゃったんです。
ベッドから起き上がれず、歩くこともままならず・・・。
職場で何があったのか、教えてください!!
先輩
ごめん、Pechiko・・・。
私、分からなくて・・・。
いや・・・
とりあえず、Yukiharuがそういう状況だっていうのは分かった。
様子を教えてくれてありがとう。
お大事にしてね。
と、何とも要件が分からない電話なのでした。
夫・Yukiharuに、先輩から電話があったことを伝えると、
夫・Yukiharu
う~ん・・・
上司に言われて、いろいろと探りを入れてきたんだね・・・。
としか言いません。
夫も、何か隠している様子なのです・・・。
そう思うだけでした。
考察 ~職場の人間関係~
この時のことを、今、回復してきた夫・Yuikiharuは次のように語ります。
夫・Yukiharu
職場の「いびつな人間関係」が、いじめ・パワハラの温床になっているんだよね・・・
「いびつな人間関係」とは、何を指しているのでしょうか?
夫・Yukiharuは、約20年間、専門職として現場の最前線で働いてきたのです。
そして私たちの住む地域では、その専門職を養成する大学の先輩・後輩という関係が、現場に出てからも、良くも悪くも残っているというのです。
(※ 夫の実感では、ほとんどが悪い形なのだそうですが・・・)
また、夫はその専門職を離れ、出向という形で事務職になりました。
夫が所属した課では、その事務職員の全員が、夫と同じく出向という形で元専門職なのです・・・。
また、出向して一定年数、事務職を経験すると、昇進して現場に戻るのが通例になっています。
要するに、全員が管理職候補なのです。
全員が管理職候補という執務室で働いていると、上司・先輩が「白と言ったら白」「黒と言ったら黒」になるのだそうです・・・。
後輩に許されている返事は、「はい」か「イエス」か「喜んで」だけなのだそうです。
普通に聞いたら、ブラックな職場そのものです!!
でも、それ以外の返事をしようものなら、叱責されるのだそうです。
別室での長~い指導が待っているのだそうです。
管理職候補ということで、夫の所属する課のみ、組合員はいません。
執務室も、別の課とは離れたところにあり、別の課の職員の目が届きません。
ですので、やりたい放題です!!
私も、用事があって何度か夫の職場に足を運んだことがありましたが、異様な雰囲気でした。
空気がピリピリしているのです・・・。
そんな人間関係の中で、異様な空気感の中で、毎日約18時間~20時間程度、休息・休憩もなく、働く日が続いていたのです。
しかも、しっかりといじめ・パワハラ付きの労働環境・・・
気が狂ってしまいますよね・・・。
他の人は、夫のように病気にならなかったのか・・・?
なぜ、夫がいじめ・パワハラ・セクハラのターゲットになったのか・・・?
それは、また別のお話で。
萩本欽一さんが次のように言っていました。
こんなに「不幸せ」と思えるような出来事があったんだから、あとは「幸せ」になるだけ!
おそらく、これからの人生は、ずっと幸せが続くはず!!
そんな私たちの今の生活は、いつも幸せ!!
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